赤ちゃんの夜泣きは親にとっては一つの謎であり、大きな問題ですね。
しかし、世の中の赤ちゃんが全員夜泣きをするかといえばそうではありません。
夜泣きをする子がいれば全くしない子もいるのが現実です。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
夜泣きをする子としない子、その違いに迫りながら、特徴や将来への影響、そして原因と割合を明らかにしていきます。
結論としては、夜泣きは言葉が話せない赤ちゃんからの精一杯のメッセージだということです。
そのメッセージをしっかりと理解し、受け取って夜泣きのない生活を送っていただきたいと思います。
この記事で、夜泣きにまつわる疑問が解決されるかもしれません。
H2:夜泣きをする子としない子では何が違う?特徴とは
「夜泣きをする」ということは、何かしらのメッセージを伝えたいから起こることです。
では、何を伝えたいのか、その特徴を月齢に応じて解説していきます。
H3:夜泣きをする子の特徴
新生児期(0~3ヶ月)の特徴
- お腹が空いている
- おむつが濡れている
- 寝不足
この時期には、上記の事で夜泣きをする特徴があります。
そして、お腹がすくのが2~3時間ごとですので、うっかり授乳を忘れてしまうと夜泣きにつながります。
ごめん、お腹すいたね、今ミルクあげるからね~
授乳は2時間ごとにするのが夜泣きをしない理想の間隔かもしれませんね。
協力してくれるパートナーなどがいてくれれば助かる時期です。
昼間に少しづつでも睡眠をとれる環境にあると安定した子育てができるようになります。
これは一般的なことなので、赤ちゃんの個体差、状況によっても変わってきます。
成長期(4~6ヶ月)の特徴
- 寝返りの発達
- 歯が生える時期
- 安定しない睡眠サイクル
この時期には、上記の事で夜泣きをする特徴があります。
体の変化が始まる時期です。
特に、歯が生え始めると、歯茎がむず痒くなったり、痛くなるのでよく泣いたりします。
また、寝返りがしたいけどできないというむずがゆさもみられるのが特徴となりますので、体の変化をしっかりと見守ってあげたいですね。
歯茎がざらざらしだしたと思ったら、歯が出てきてるね~
お、体が横向いたね。寝返りもうちょっと、がんばれ~
このように、成長を一緒に喜んであげるといいですね。
離乳食開始期(6~9ヶ月)の特徴
- 離乳食によるお腹の不調
- 新しい食べ物への適応
この時期には、上記の事で夜泣きをする特徴があります。
特に注意したいのがアレルギーです。
離乳食が始まりミルク以外も口にし始める時期なので、どんなものがアレルギーになるかわかりません。
夜泣きをした場合、その日に食べたものを見直して、体に湿疹がないかなど観察する必要があります。
必要ならば夜間病院にかかったほうが良い場合もありますので、冷静な判断をしてください。
新しい食べ物を食べた日には
もしかしたら、今夜○○アレルギーで泣いちゃうかも・・
と心構えをしておいた方が冷静な判断ができやすくなります。
体の変化だけではなく、内臓的な変化も見守ってあげたい時期ですね。
ストレス感知期(9ヶ月以降)の特徴
- 歩行や言葉の発達
- 環境の変化に敏感
- 親から離れることへの不安
この時期には、上記の事で夜泣きをする特徴があります。
後追いなど、周りの環境に敏感になるということが起こってきます。
うちの子、センサーついてる!?
寝ているときに、そっと離れても目を開けて泣いてしまうということがあります。
それくらい敏感な時期なので、トイレに行きたいなど、どうしようもない時には泣かせてしまっても仕方がないでしょう。
協力してくれるパートナーなどがいてくれれば助かる時期です。
なにか用事があるときにちょっと見てもらえると、気持ちが楽になりよりよい子育てができますね。
夢中期(1歳以降)の特徴
- 夢を見るようになり、夢中で泣く
- 言葉の発達によるコミュニケーションの不足
この時期には、上記の事で夜泣きをする特徴があります。
夢を見て泣いてしまうことが出てきます。
お腹がすいている、おむつが濡れている、アレルギーの心配もないと原因がわからない場合には夢を見て泣いているかもしれません。
ママがいなくなってさみしいや、急に暗闇に落ちて行ってしまう夢を見るなどいろいろな夢を見ます。
暗闇に落ちて二度と戻ってこられなくなる夢を見ることで、とても不安になるという話も聞いたことがあります。
悪いところは何もないのに、どうして急に泣いちゃうの?
こんな時には、一回目を覚ましてあげて、安心させてあげるとまた気持ちよく眠ってくれます。
また、自分の要望を言葉で表現しようとしますが、思うようにできないときに泣いてしまいます。
赤ちゃんの気持ちを汲み取って、代弁してあげながら望みをかなえてあげるとお互い幸せな子育てになりますね。
H3:夜泣きをしない子の特徴
上記の夜泣きをする子の特徴がない子が夜泣きをしない子の特徴になります。
夜泣きをする子の特徴の不安要素をどれだけ排除できるかで夜泣きをしない子になるとも言えますね。
安定した睡眠サイクル
夜泣きの原因となる不安や不快な状態が少なく、安定した睡眠サイクルが見られることがあります。
食事やおむつが問題ない
お腹が空いていたり、おむつが濡れているなどの基本的なニーズが満たされていると、夜泣きが少ない傾向があります。
安定した環境
睡眠環境が安定しており、外部の刺激や騒音が少ない場合、夜泣きが少ないことがあります。
適切なコミュニケーション
親やケアギバーとの適切なコミュニケーションが取れている場合、子供は安心感を得て夜泣きが減ることがあります。
生理的な夜泣きが少ない
ある程度の月齢を過ぎると、生理的な夜泣きが減少することがあります。
H2:夜泣きをする子としない子で将来に影響があるのか
次に夜泣きをする子としない子では将来どのような影響が出てくるかを解説します。
努力次第では、夜泣きをする子も夜泣きをしない子へ変えられるので参考までに読んでいただければと思います。
夜泣きをする子の将来への影響
感受性が高い可能性
夜泣きが多い子供は、環境の変化や刺激に敏感かもしれません。
これは、周りに対して敏感になる時期に、安心感が得られなかった場合に起こります。
しかし、感受性が高いということは、周りの変化に早く気が付けるという事なので悪いということはないでしょう。
親子の絆の形成
夜泣きに対する親の対応が重要で、安心感や信頼の形成に影響します。
夜泣きをしない子の将来への影響
安定感がある可能性
安定した環境で成長している子供は、将来的に安定感を持ちやすいかもしれません。
睡眠リズムの安定
夜泣きが少ない子供は、より安定した睡眠リズムを持つ可能性があります。
夜泣きをする子としない子の潜在的な影響
社交性やコミュニケーション能力
夜泣きが少ない子供の方が、コミュニケーション能力が高まりやすいという研究もあります。
これは一般的な傾向であり個々の子供によって異なります。
感受性や創造性
一方で、夜泣きが多い子供は感受性が豊かであり、創造的な一面があるという意見もあります。
H2:夜泣きが始まる時期はあるの?原因と回数、割合は?
新生児期(0~3ヶ月)
幼児期の赤ちゃんに必要な睡眠時間は
新生児(0~3ヶ月):16~17時間(1日のほとんどを睡眠に費やす)
乳児期(4~11ヶ月):12~15時間(昼寝を含む)
1歳~2歳:11~14時間(昼寝を含む)
3歳~5歳:10~13時間(昼寝を含む)
上記のように1日のほとんどを睡眠に費やすのがこの時期です。
なので、大人がこの子よく寝ると感じていても、赤ちゃんにとっては睡眠不足になってしまっているかもしれません。
また、お腹がすいている、おむつが濡れて気持ちが悪い時は眠たくても寝られないものです。
夜だけではなく、日中でも気を付けながら赤ちゃんがしっかりと睡眠をとれるように心がけましょう。
極稀に、
昼間こんなに寝たら、夜眠れなくなるんじゃない?
という人がいらっしゃいますが、上記でも書いたように、この時期はほぼ一日寝て成長しなければならないので、心配はいりません。
むしろ、夜泣きするからと言って昼間に無理に起こしておく方が悪循環となってしまいますので注意が必要です。
新生児は比較的頻繁に夜泣きをすることがあり、毎晩数回の夜泣きが一般的です。
なぜなら、お腹がすくからとおむつが濡れているからです。
授乳の間隔は一般的に2~3時間と言われています。
赤ちゃんは胃が未発達で小さいため、頻繁に授乳しなければならなくなります。
全体の約50~80%程度が夜泣きを経験するとされています。
なので、この時期は夜泣きありきで考えてしまった方が気楽に子育てができるのではないでしょうか?
せめて、夜泣きで起こされないようにするために早めの授乳がストレス軽減につながりおすすめです。
うちの子は全然夜泣きをしなかったのよ
というお母さんは、無意識か意識的に早めの授乳が実践できていたのかもしれませんね。
成長期(4~6ヶ月)
歩行や言葉の発達などの成長に伴い、夜泣きが増えることがあります。
これはおおよそ週に1~2回程度とされています。
成長期になると、夜泣きの頻度が減少することがありますが、週に1~2回程度の夜泣きが見られることがあります。
全体の約30~50%程度が夜泣きを経験するとされています。
離乳食開始期(6~9ヶ月)
離乳食が始まると、おなかの不調から夜泣きが増えることがあります。
離乳食が始まるとおなかの不調から夜泣きが増えることがあり、全体の約20~40%程度が夜泣きを経験するとされています。
ストレス感知期(9ヶ月以降)
環境の変化に敏感になり、夜泣きが増えることがあります。
環境の変化に敏感になり、夜泣きが増えることがあります。
全体の約20~30%程度が夜泣きを経験するとされています。
夢中期(1歳以降)
夢を見るようになり、夢中で泣くことがあります。
これはおおよそ週に1回程度とされています。
夢中で泣くことが増え、週に1回程度の夜泣きが見られることがあります。
全体の約10~20%程度が夜泣きを経験するとされています。
夜泣きをすることしない子では何が違う?特徴・将来への影響・原因と割合:まとめ
夜泣きの謎が解き明かされ、子供の成長を見つめ直す機会となりました。
子供たちの未来に寄り添い、親子でより良い日々を過ごすヒントが詰まった内容だったのではないでしょうか?
これからも共に学び成長していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。